SNSに紹介しきれなかったヨーガの練習の背景、太陽礼拝のお話です。
太陽礼拝には色々なお話があります。一部ですがご紹介します。
Sūrya Namaskāra(太陽への礼拝)
サンスクリット語で「Surya (スーリヤ)」は太陽を指し「Namaskar(ナマスカール)」は挨拶を意味します。
現代的なヨーガアーサナのひとつになっている太陽礼拝です。現代は色々な太陽礼拝はありますが、スーリヤ・ナマスカーラはヨーガの技法として「ヴィヤヤーマ(Vyayama・運動)」に属します。スーリヤ・ナマスカーラはイギリス植民地下でのインドの近代化時代に生み出されたインド式健康体操として考案されたものです。そして、スーリヤ・ナマスカーラを考案したのは南マハーラーシュトラのAundh藩王国の王様であったBhawanrao Shriniwasrao Pant Pratinidhi氏です。その王子であったApa Pant氏は4歳の時から父君にスーリヤ・ナマスカーラを教えられました。インド独立後、Apa Pant氏は外交官として活躍しながらスーリヤ・ナマスカーラの普及に尽力した人物です。
Apa Pant
『SURYA NAMASKĀRA』
“Suryatma Jagatastasthukhascha.” 「太陽は動くものすべての魂であり、また安定したものすべての魂でもある」 と、この古代サンスクリット語の詩には述べられています。この小さな惑星で生命が存在できるのは、太陽のおかげです。太陽が放射するエネルギーによって、海、陸、空で生命が活動し、成長することができるのです。太陽がなければすべての生命は消滅するでしょう。スーリヤ・ナマスカールは「今、ここ」に完全に注意深く意識を向けることを求めるため、「今この瞬間を生きる」という経験にあなたを導きます。
アーサナを練習する際に忘れてはならないのは、これらは体操ではないということです。ゆっくりとリラックスして行うことで、アーサナから最大限の効果を得ることができます。アーサナの目的は、さまざまな器官を活性化し、体内のエネルギーの中心を若返らせることであり、単に筋力を向上させることではありません。また、身体と心をコントロールすることで、幸福と調和を体験することが目的です。
アーサナを練習する際に覚えておかなければならないのは、これらは体操の運動ではないということです。アーサナから本当の利益を得るためには、ゆっくりとリラックスした状態で行う必要があります。これらのアーサナの目的は、体内のさまざまな器官を活性化し、さまざまなエネルギーセンターを再活性化させることであり、単に筋力を養うためではありません。その目的はまた、体と心をコントロールすることを通じて幸福と調和を体験させることです。
身体の動きと心の動きに意識を集中させることは、ヨーガのアーサナにおいて非常に重要です。ヨーガを通して達成しようとしているのは、身体と心の調和の体験です。つまり、あなたが心と体の間に「対立」があると考えることは、現実には存在せず、どちらも同じ壮大な調和の一部であるという事実を体験しようとしているのです。このように、自分の周りに存在するものすべてと心と体が一体であることに気づくことで、無限のエネルギー、喜び、知性を手に入れることができるようになるのです。
『Surya Namaskar, an Ancient Indian Exercise』Apa Pant
(1970)
『Surya Namaskar』Shriniwasrao Pant Pratinidhi (1939 Gujarati translation)
Sri.K Pattabhi Jois『SŪRYA NAMASKĀRA』(2004(
「太陽は全世界の魂である」リグ・ヴェーダ 1.115.1
ヒンドゥーの古い経典には、太陽礼拝は太陽神スーリヤに捧げるあいさつーNamaskāra priya sūryaḥ ーであると教えています。スリヤは、精神・肉体両面の健康を司る、中心的な信仰の対象であり、その偉大さを称えるためにはなによりもスーリヤ・ナマスカーラを行うことであり、そうすれば永遠の健康と心の平和が与えられると信じられています。
ヨガのポーズはそれぞれ神を内包し、全部合わせると 72,000の神がいます。ヨガを学ぶ者は、それ ら全ての神ひとりひとりに敬意を表する前に、他のすべての神が宿ると言われる太陽神スーリヤへのあいさつからまずはじめるべきなのです。
インドには多くの神々と女神に捧げられた寺院があるのに、太陽神に捧げられた寺院は少ないのはなぜですか?
ー太陽は私たちの生活の基本で、生命の源です。太陽の優しい温かさがなければ、生命は存在しません。特に夕方の温かさをもたらす太陽の光が私たちを生かしています。
太陽は私たちの目で見える神で、毎日目にします。しかし、他の神々は目に見えないので、彼らに捧げた寺院と彼らの像があります。
太陽は私たちに見える存在なので、彼を崇拝する寺院はあまり多くありません。
Sharth Jois, Yoga conference (2014.6.1)
「Yogaścitta vṛtti nirodhaḥ」。ヨーガとは心の動きを静止するものであり、この感覚の抑制、鎮めることを指しているのです。これを身につけるためにたくさんの難しいアーサナを極める必要があるかどうかといったら、それはまったく理にかなっていない話です。太陽礼拝のようなシンプルなポーズひとつの中でも吸う息、吐く息、この2極の統治、その一体感というものをいうのを味わえるはずなんです。



続きはヨーガクラスで、、
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参考資料:https://en.wikipedia.org/wiki/Bhawanrao_Shriniwasrao_Pant_Pratinidhi
https://en.wikipedia.org/wiki/Apa_Pant
